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辞書をパラパラして決めたキーワードで検索した英文記事をひたすら翻訳してみるブログ

​​ 『Begin Again』(原題)見てきた


Begin Again - Official Trailer - The Weinstein ...

予告編を見たときに、この映画は見なければ、って思ってました。監督は『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー。

あらすじ
レコード会社でA&Rをしていたダン(マーク・ラファロ)が、ふと立ち寄ったバーで聞いたグレタ(キーラ・ナイトレイ)の歌に可能性を見出し、一緒にアルバムを作る話。
ダンは過去7年間も新しいアーティストを発掘できておらず、パートナーと共同で立ち上げたインディレーベルを解雇されたばかりだった。家庭もうまくいっておらず、ティーンエイジャーの一人娘、バイオレット(ヘイリー・スタインフェルド)にも愛想をつかされている。
一方、グレタは人気アーティストのデイブ(アダム・レビーン)の恋人で、自分でもたまに曲を書くことがある。ある夜、デイブが別の女性に心を奪われていることを知ったグレタは家を飛び出し、親友のスティーブ(ジェイムズ・コーデン)を頼る。スティーブは路上やバーで演奏している売れないミュージシャン。スティーブに誘われてグレタがバーで弾き語りをしたところに、アルバムを作らないか、とダンが声をかけてくる。二人は、自分たちでバンドメンバーを募り、レコード会社に頼らずにアルバムを作ることを決める。

基本的にはコメディタッチの映画。ピアノ奏者をスカウトするのがそこかよ、っていうところとか、ダンにベースとドラムを紹介してくれる人の、人はいいんだけどきれいな女性に目がない感じとか。バンドメンバーを集めるシーンはどれも楽しかった。あとはダンの奥さん(キャサリン・キーナー)が、シャワーを浴びているダン(の下半身)を凝視しているところとか。

逆に、「デイブには自分以外に付き合っている女性がいる」とグレタが察知する場面。恐ろしいですね。デイブの新曲を聴いて気付いたようですけど。やっぱり女性の感づく能力は男の想像の上をいくのかも。実際にデイブが「お前はマインドリーダーか」ってキレてるし。

劇中で一番フィーチャーされる"Lost Stars"は好きな曲。しばらく脳内ループしていました。久し振りにサントラも買ってしまったし。

Adam Levine - Lost Stars (Lyric Video) - YouTube

バンドが演奏する場面もよかった。スタジオが借りられないのでニューヨークの街中でゲリラ的にレコーディングするのだけれど、現場の近くで遊んでいた子どもたちが映ったかと思うと、次の場面ではその子どもたちがコーラスに付け加えられていたり。ビルの屋上でのレコーディングではダンの娘が絶妙に下手なギターで参加。ここは父と娘との関係修復シーンでもあり、娘を持つ身としては感動が増幅でした。

ダンにとっては、一度は壊れてしまった妻・娘との関係が修復され、家族として再び始めるという意味で「Begin Again」。一方グレタは恋人との別れを受け入れて、(ミュージシャンとして?)一歩踏み出そう、という意味で「Begin Again」。もう一度始めるって、ベタだけどいいですよね。おいらも、もう一度ちゃんと始めたいな(なにを?)。

ところでグレタ役。最初はスカーレット・ヨハンソンがキャスティングされていたんだとか。グレタがスカーレット・ヨハンソンだったらどうだったかな、と妄想していたら、ブラック・ウィドウしか出てきませんでした。しかも相手はハルクだし。

日本公開は、するのかな?

Begin Again

Begin Again

『猿の惑星:新世紀(ライジング)』見てきた

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猿の惑星:新世紀(ライジング)』見てきました。

あらすじ
猿のシーザーが天性のリーダーシップを用いて仲間を率い、人類への反乱を起こしてから10年。勢力を拡大し、手話や言語を操るようになった猿たちは、森の奥深くに文明的なコロニーを築いていた。一方の人類は、わずかな生存者たちが荒廃した都市の一角で息をひそめて日々を過ごしていた。そんなある日、資源を求めた人間たちが猿たちのテリトリーを侵食したことから、一触即発の事態が発生。シーザーと、人間たちの中でも穏健派のグループを率いるマルコムは、和解の道を模索するが、彼らの思惑をよそに、猿たちと人間たちとの対立と憎悪は日に日に増大し、やがてシーザーは生き残るための重大な決断を迫られる。(以上、eiga.comより)

まずはリアルな猿の造形を可能にしたパフォーマンス・キャプチャの技術が素晴らしい*1。前作もビックリしたけど、今回はさらに磨きがかかっていると思いました。

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シーザー。この映画の主役。猿の絶対的なリーダー。人間の良い面も悪い面も知っています。人間との戦いはなるべく避けようとします。人間と戦えば仲間の猿や家族を失うことになることを知っているから。反抗期(?)の子どもがいて、手を焼いている場面も描かれます。前作もそうだったけど、見ているうちに顔つきまでかっこよく見えてくるから不思議。

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マルコム。人間側の主役的存在。シーザーと信頼関係を結びます。いい人。最初から最後までいい人。

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コバ。過去、人間にひどい仕打ちを受けていました。基本的に人間を敵視しています。今回は、シーザーとマルコムの間で交流がある一方、コバは人間への不信感の塊になってしまいます。
劇中「猿は猿を殺さない」というメッセージが繰り返し登場しますが、戦いが始まってからのコバはこのメッセージを完全に逸脱した行動をとります。人間への憎しみがそうさせるというより、内側から暴力性がにじみ出ているような雰囲気でした。でも、その暴力性すら、きっと人間に埋め込まれてしまったものなのでしょう。

前作の『創世記(ジェネシス)』が脱獄・奴隷解放もの映画だったとすれば、今回の『新世紀(ライジング)』は戦争もの。というか、相手への偏見やミスコミュニケーションによって、いかに争いが始まるか、についての映画。人間vs猿という形をとりつつ、描かれるのは、規模の大小に関わらずこの世界で現実に起こっていることそのものです。

映画は、ある悪役が倒されることでひとまず終結します。その悪役の行いが非道の限りを尽くすものでしたので、倒したときのカタルシスはあります。最後のセリフもよかった。でも、いったん始まってしまった争いは簡単には止まりません。映画のラストカットは、人間との全面戦争を覚悟するシーザーの複雑な表情でした。
次回作は、戦いが行われつつも、人間と猿が共存する方法を探るような流れにならないものか、と思いながら映画館をあとにしました。

*1:エンドロールで流れるキャストのクレジットでは、シーザーを演じたアンディ・サーキスが一番最初にでてきました

男のルール vs 女をハッピーにする方法

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こないだ『キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学』という本を読んで、ずいぶん前にFacebookで回ってきたジョークをふと思い出しました。タイトルは「男のルール」(Men's rules)*1
読んだ当時、「何をしてほしいのか言ってほしい」という部分に大いにうなずいた覚えがあります。おもしろい。まあ、でも、あくまでもジョークなので。
翻訳は、原文の調子だともっと押しの強い表現にするべきなのでしょうが、なんとなくこういう書き方になりました。

翻訳記事

『男のルール』
これまで、ルールは常に女性側から提示されてきた。これは、我々、男の側から提示するルールである。
各ルールには、意図的に番号1を振った。

1. あなたはすでに大人の女性なのだから、便座について学んでいただきたい。男は便座を上げて使う。女性は便座を下げて使う。便座が上がっていれば、下ろして使えばよい。便座が下がったままであっても、我々は文句を言わないではないか。

1. 月の満ち欠けや潮の満ち引きと同様、日曜日はスポーツの日である。変えられるものではない。

1. 買い物はスポーツではないし、男は買い物をスポーツだと思うようにはならない。

1. 女性の涙は脅迫である。

1. 我々に何をしてほしいのか、普通に言っていただきたい。
これは特にはっきりお伝えする。
・さりげなくほのめかされても、我々には通じない
・強くほのめかされても、我々には通じない
・どんなに明示的であれ、ほのめかされるだけでは、結局、我々には通じない

1. 大抵の質問は、イエスかノーで回答できるはずである。

1. トラブルを持ってくるのは、我々にそのトラブルを解決してほしいと思うときに限っていただきたい。解決法を探すのが男の思考回路である。同情してほしいとき、頼るべきは女友達である。

1. (ベッドに誘っても「頭痛がするから」といつも断わるが)17か月も続くような頭痛は異常である。病院に行くことをおすすめする。

1. 我々が6か月前に言ったことを議論に持ち込むのは反則である。実際、男の言うことは7日も経てば無効になる。

1. ヴィクトリアズ・シークレットの女の子みたいな格好をするつもりがないのであれば、メロドラマに出てくる男のように振る舞うことなど、我々に期待しないでいただきたい。

1. 自分で自分が太っていると思うのなら、おそらくあなたは太っているのだ。わざわざ我々に聞かないでいただきたい。

1. 我々の言葉が二つの意味に解釈できるとする。そのうち、仮に片方の解釈のせいであなたが悲しんだり怒りを抱いたりするとしたら、我々が意図するのは、常にそれとは別のほうである。

1. 我々に何かをしてほしいと求めるのはよい。だが、同時にそのやり方にまで口を出さないでいただきたい。すでに最善のやり方を知っているのであれば、自分でやっていただきたい。

1. 言いたいことがあれば、できるだけコマーシャルの間に言っていただきたい。

1. コロンブスに案内が不要であったのと同様、我々に道案内は不要である。

1. 男は(Windowsのデフォルト設定のように)16色しか色を認識しない。ピーチはフル―ツである。色ではない。パンプキンは野菜である。色ではない。モーブに至っては、それが何なのかさっぱり分からない。

1. 我々は、かゆいところがあれば掻く。

1. 我々が「どうかしたのか」と声をかけたのに、「なにもない」と答えがあったとき、我々はなにも問題がないものとして振る舞う。ウソをついていることは分かっているが、それが元で口論に至るのはゴメンである。

1. 答えてほしくもないのに我々に質問してきた場合、我々が返すのは、あなたが聞きたくなかった答えである。

1. 外出するとき、あなたが選ぶ服は、どれも似合っている。本当にそう思う。

1. 次のような内容について話すつもりがなければ、我々が何を考えているのかなどと質問しないことだ。
・野球
・アメフトのフォーメーション
・車

1. あなたは十分に服を持っている。新たに買う必要はない。

1. あなたの持っている靴は既に多すぎである。

1. 私の体型は整っている。丸く整っている。

ここまで読んでくれて感謝する。今夜、私がソファーで寝ることになるのは分かっている。だが、実はそれも気にならないのだ。キャンプのようだから。

原文:Men's rules for women


『キレる女 懲りない男』

この本を読んで、ああ、うちのゴタゴタも特別じゃないんだな、と少し救われた気になりました。
男女がお互いの考え方を理解した上で、意地を張らずに、「やれやれ」などと言いながらうまくやっていければいい。だって、自分とはなるべく違う相手に発情する*2のが脳の仕様だ、などと言われたら、そういうふうにうまくやっていくしかないじゃないですか。

「歯磨きのチューブは、どちらかが真ん中から無造作に絞りだし、どちらかは底から几帳面に絞りだす」

相性のいい夫婦というのは、こういうふうにお互いに違うものなのだという、その例え。これがまさにうちのことだったので、思わず笑ってしまいました。
読めば、少し優しい気持ちになれます。みんなが読めば、世の中もう少し平和になるかも。

妻をハッピーにする方法

「男のルール」などというジョークを翻訳していたら、今度はFacebookで「妻をハッピーにする方法」というのが回ってきました。原文は"HOW TO MAKE A WOMAN HAPPY"なので、「妻」と限定できるものではないのですが、なんとなく話の流れで男女の夫婦の話として解釈してみました。

翻訳記事

夫をハッピーにするには...

1. 食事を与え、
2. ベッドを共にし、
3. ひとりの時間を与え、
4. メールをチェックせず、
5. おかしな動きをしてもいちいち気にしないこと。

簡単にできそうでしょう?

では、妻をハッピーにする方法。これも本当に難しくないことばかり。
夫はただこれだけのことをすればいいんです。

1. 友人、
2. 仲間、
3. 恋人、
4. 兄弟、
5. 父親、
6. そして良き主人として振る舞い、
7. 料理がうまく、
8. 電気修理ができ、
9. 配管をし、
10. 機械整備ができ、
11. 大工仕事をし、
12. 装飾がうまく
13. スタイリストであり、
14. ベッドではテクニシャンで、
15. 婦人科医のように女性の体を理解し、
16. 女性の心も理解し、
17. 害虫駆除ができ、
18. 精神科医のようにカウンセリングができ、
19. 癒しを与え、
20. 聞き上手で、
21. 整理整頓がうまく、
22. 良き父であり
23. 常に清潔で、
24. 共感を示し、
25. 運動選手のようにたくましく、
26. そして温かく、
27. 妻の気持ちを察し、
28. 思いやりを持ち、
29. 知的で、
30. ユーモアのセンスがあり、
31. 創造性豊かで、
32. 優しく、
33. 力強く、
34. 理解力を持ち、
35. 寛大で、
36. 良識的で、
37. 大きな望みを持ち、
38. 有能で、
39. 勇敢で、
40. 確固たる決意を持ち、
41. 嘘をつかず、
42. 情熱的であること。

そして、これも忘れずに。
44. 褒め上手で、
45. 買い物に付き合い、
46. 正直で、
47. 大金持ちで、
48. 妻をイライラさせず、
49. 他の女性に目を奪われないこと。

同時に、こちらも。
50. いつも妻に注意を向けながらも、
51. 妻が一人になれる時間をたっぷり確保し、
52. 妻がどこに行こうと、干渉しないこと。

そして何よりも重要なのは
53. 誕生日・記念日・バレンタイン・妻との約束を絶対に忘れないこと

原文:
How to make a man/woman happy

思ったこと

無理。


キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学 (ちくま新書)

キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学 (ちくま新書)

この記事で使った画像:
Neon Rules (CC BY-NC-SA 2.0)



*1:このジョーク、検索したらいろんな所にいろんなバージョンが落ちています

*2:だから多様性が生まれる。多様性があれば、より生き残りやすい遺伝子が残せる

グランド・ブダペスト・ホテル見てきた

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シンガポール。ミニシアターで鑑賞。子供連れがたくさんいたX-MENとは対照的に、年齢層の高い観客に囲まれて見ました。雰囲気が良かった。やっぱり映画っていうのは、映画館で体験するに限ると改めて思います。出張中じゃないと見られないけどね。
ウェス・アンダーソンは『ロイヤル・テネンバウムズ』と『ファンタスティック Mr. Fox』しか見てませんが、『グランド・ブダペスト・ホテル』が見ていて一番ストレートにおもしろかった。

あらすじ
ヨーロッパ随一の高級ホテル「グランド・ブダペスト・ホテル」を取り仕切り、伝説のコンシェルジュと呼ばれるグスタヴ・Hは、究極のおもてなしを信条とし、宿泊客のマダムたちの夜のお相手もこなしていた。ホテルには彼を目当てに多くの客が訪れるが、ある夜、長年懇意にしていたマダムDが何者かに殺害されてしまう。マダムDの遺産をめぐる騒動に巻き込まれたグスタヴ・Hは、ホテルの威信を守るため、信頼するベルボーイのゼロ・ムスタファを伴い、ヨーロッパを駆けめぐる。(eiga.comより)

戦争が目前に迫っている背景も描かれるし、結末はそれなりにシリアス。でもやっぱりこの映画のルックがそうさせるのか、どこかおとぎ話のような雰囲気があります。アクションもいい意味で間抜け。全編にわたって笑える場面が続くので、周りのお客さんたちと一緒に声を出して笑いながら見ました。爆笑という感じではなくてクスクス笑い。あと、とにかく映像を見ているだけでハッピーになります。独特な色彩とか、凝りに凝った装飾とか、まるで絵本のような構図とか。上映時間100分。もっとずっと見ていたいと思わせてくれる映画でした。日本では6月6日から公開。

X-MEN: フューチャー&パスト 見てきた

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シンガポール。満席の映画館で鑑賞。
X-MENもそれほど思い入れのあるシリーズではなかったけれど、前作のファースト・ジェネレーションが好きだったので、楽しみにしてました。満足。お腹一杯です。

タイトルから分かる通り、お話はタイムスリップもの。ターミネーターを彷彿とさせるディストピアとなった2023年から、ヒュー・ジャックマンが1973年に飛びます。タイムマシンで体ごと過去に行くのではないところはフレッシュだと思いました。ケネディ暗殺事件や、ベトナム戦争を終結させるためのパリ協定などの歴史的背景も織り込みつつ、今回の話のカギを握るジェニファー・ローレンスを追って話が進みます。さて、未来は救えるのでしょうか。

70年代の音楽がよかった。Jim Croceの『Time in a bottle』が流れるシーンが秀逸。満員の映画館で見ると、お客さんとの一体感があっていいですね。

Jim Croce - YouTube

シリーズはまだ続くようだし、X-MEN、もう一度ちゃんと最初から見直そうかな。
日本ではいよいよ5月30日から公開ですね。

ゴジラ見てきた

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シンガポールIMAX 3Dで鑑賞。
ゴジラ映画は子どもの頃テレビで見たくらい。正直、思い入れもそれほど無いけど、見ていて懐かしい記憶が呼び起こされた感覚になった。ゴジラがこういうふうに仕上がっているのを見られたのはすごく嬉しい。でも、これはハリウッドだからできた話で、日本ではきっと作れないよね。去年の『パシフィック・リム』もそう。そういうところは少しさみしいですね。

ところでこの映画、人間vsゴジラという構図かと思っていたらぜんぜん違っていた。ゴジラはむしろ人間なんか眼中になくて、崩れた自然のバランスをとりもどすために登場してきた、まさに大自然の化身。
まわりでちょこちょこやっている人間は、本当になんの役にもたたない。そして最後はゴジラに頼るしかない、ただ自然に身をゆだねるしかない、というところに至る。こういう自然に対する諦観はけっこう日本人的だと思うんだけど、製作陣はこういうところも汲み取ったということなのかな。

続編が作られるらしいですね。ゴジラの圧倒的な攻撃力とか、必殺技の使い方のえげつなさとか、かっこいい咆哮とか、これがまた見られるというのは、楽しみが増えました。今度はどの国に現れるんだろう?

お前に教える俺のあれ

出張にいくとき、特に飛行機の中でやっている映画がつまらないものばかりだと時間を持て余すので、iTunesで映画をダウンロードして持っていく。
で、この前。麻生久美子が出ている映画、なにかないかなーとiTunes Storeを検索していて、目についたのが「お前に教える俺のあれ」というPodcastの「麻生久美子論」というタイトルの回。どうせ暇だし、とダウンロードして移動中に聞いてみたら、これがおもしろかった。

いや、麻生久美子の話というよりは、「お前に教える俺のあれ」というPodcastがよかったよ、という話。

お前に教える俺のあれ

お前に教える俺のあれ

  • オマニエル
  • 個人ジャーナル
  • ¥0
Podcastの登場人物はしゅんさんと、ようたさん。
決められたトピックについて二人が対談する形式。というか、一方がそのトピックについて相手に教えるという、タイトルそのままの内容。

しゅんさん...30代前半?たくさん映画を見ている。いろいろと考えている
ようたさん...20代後半?カメラとかMacとかオーディオに詳しい。声とか話し方が津田大介さんに似てる

オープニングトーク超長くてなかなか本題に入らないし、話はそれるし、基本的にテンポが悪い。映画を見ながら勝手にオーディオコメンタリーをつける回なんかは、無音になって放送事故?ってところが多かったり。でも、二人の空気感がいい。やんちゃなようたさんをしっかり受け止めるしゅんさんの感じがいい。たまに出てくる名古屋の方の言い回しとか、東京の言葉とは違うイントネーションが小気味いい。

こないだの出張中に聴いたのは、
麻生久美子
けいおん!の話
モテキのあれ
ウェス・アンダーソンの話
宇宙兄弟のエモさ
入院と桐島の話
勝オ 500日のサマー
ジブリ駄話
勝オ ゴールデンスランバー

映画にまつわる話を中心に聴いてみた。全部で何時間?無駄と言えば無駄な時間だけど、飛行機に乗ったらメールも届かないし、基本的に暇なので。
いろんな見方があっておもしろい。勝手にオーディオコメンタリーがよかった。『500日のサマー』も『ゴールデンスランバー』も、もう一度見たくなった。今度、ほんとに映画見ながらもう一度聴いてみようかな。

映画関係以外にも、部屋の間取りとか、インテリアとか、ゲームとか、おもしろそうな話がたくさん。楽しいPodcastがまたひとつ見つかってうれしいです、という話でした。

ブログはこちら↓
http://omanieru.net/