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『300<スリーハンドレッド>帝国の進撃』見てきた

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3月8日。台北の板橋Mega CityにあるVie Show Cinemaで『300<スリーハンドレッド>帝国の進撃』を見てきました。IMAX 3Dで鑑賞。公開2日目の土曜日ということもあってか、劇場は大入りでした。


300: Rise of an Empire - Official Trailer 1 [HD ...

前作の『300<スリーハンドレッド>』は初めて見たザック・スナイダー映画で、スローモーション多用のアクションの見せ方が新鮮でした。今回はザック・スナイダーが製作・脚本にまわり、ノーム・ムーロという人が監督。どういう絵作りになるんだろうって思っていたけど、ちゃんと『300<スリーハンドレッド>』を見ている感があってよかった。ケレン味ってだいじ。

今回描かれるのはペルシアとギリシャ連合軍の海上戦で、戦闘シーンは全部で4回。最初の2回は、「ペルシア船はお腹が弱点」作戦と、「鬼さんこちら」作戦でギリシャがペルシアを退けます。無策でただ突進するペルシア軍がちょっと拍子抜けだったけれど、ケレン味たっぷりの描写に終始ニヤニヤしながら見ていました。3戦目は一転、ペルシアが反撃に出ます。カメさん(っていうか亀仙人)の攻撃がえげつなくて、おもわず「ひでぇ」って声が出てしまいました。最後の4戦目では、ギリシャの戦士が、残された数隻の船でペルシアの大群に戦いを挑みます。このあたりが『300<スリーハンドレッド>』っぽいって思ったり。

主役はサリバン・ステイプルトン演じるテミストクレス。ギリシャ連合群を率いる指揮官です。
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で、その主役を完全に食っていたのがエバ・グリーン演じるペルシアの女提督アルテミシア。強い。えげつない。エロい。
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神様(ゴッドキング)になったクセルクセスですら、アルテミシアをコントロールしきれない感じ。
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アルテミシアは実際に戦闘にも参加して、ギリシャの戦士をバタバタ倒していきます。最後まで強烈な存在感がありました。
中盤ではアルテミシアがテミストクレスを色仕掛けで懐柔しようとする場面も。セックスシーンになだれ込んだ後、テミストクレスのある言葉のせいでアルテミシアが怒り、途中で部屋から出ていってしまいます。「あれ、おしまいなの?」っていうテミストクレスの情けない姿に、劇場内から笑いが漏れました。「そっちから誘ってきたんですよね・・・」って言ってるみたいで。

Rotten Tomatoesを見てみると、批評家の評価はそれほど高くないようですね。前作のレベルに達していないとか、パッとしないテレビゲームみたいだとか。確かに前作のジェラルド・バトラーと比べてしまうと、サリバン・ステイプルトンは見劣りがします。でもテミストクレスは王様じゃないわけだし、いいバランスだったんでは。ただ、エバ・グリーンの怪演に助けられたっていうのはあるかも。
あ、全然違う話ですが、カメラのレンズに血が付着する演出は見ていて冷めました。『プライベート・ライアン』でやるならまだしも、これ、紀元前の話ですよね。カメラないですよね。

とはいえ、孤高のスパルタ人戦士は相変わらずカッコイイし、親子の熱い絆もアガるし、腹筋が割れたムキムキの男の裸は別にどうでもいいけど、「あーおもしろかった」という思いで劇場を出ました。IMAXで見られたのもよかった。

そうそう、ゴジラの新しい予告編が流れていました。こんどのゴジラ、でかいね。これはまた楽しみが増えました。

Godzilla - Official Main Trailer [HD] - YouTube