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グランド・ブダペスト・ホテル見てきた

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シンガポール。ミニシアターで鑑賞。子供連れがたくさんいたX-MENとは対照的に、年齢層の高い観客に囲まれて見ました。雰囲気が良かった。やっぱり映画っていうのは、映画館で体験するに限ると改めて思います。出張中じゃないと見られないけどね。
ウェス・アンダーソンは『ロイヤル・テネンバウムズ』と『ファンタスティック Mr. Fox』しか見てませんが、『グランド・ブダペスト・ホテル』が見ていて一番ストレートにおもしろかった。

あらすじ
ヨーロッパ随一の高級ホテル「グランド・ブダペスト・ホテル」を取り仕切り、伝説のコンシェルジュと呼ばれるグスタヴ・Hは、究極のおもてなしを信条とし、宿泊客のマダムたちの夜のお相手もこなしていた。ホテルには彼を目当てに多くの客が訪れるが、ある夜、長年懇意にしていたマダムDが何者かに殺害されてしまう。マダムDの遺産をめぐる騒動に巻き込まれたグスタヴ・Hは、ホテルの威信を守るため、信頼するベルボーイのゼロ・ムスタファを伴い、ヨーロッパを駆けめぐる。(eiga.comより)

戦争が目前に迫っている背景も描かれるし、結末はそれなりにシリアス。でもやっぱりこの映画のルックがそうさせるのか、どこかおとぎ話のような雰囲気があります。アクションもいい意味で間抜け。全編にわたって笑える場面が続くので、周りのお客さんたちと一緒に声を出して笑いながら見ました。爆笑という感じではなくてクスクス笑い。あと、とにかく映像を見ているだけでハッピーになります。独特な色彩とか、凝りに凝った装飾とか、まるで絵本のような構図とか。上映時間100分。もっとずっと見ていたいと思わせてくれる映画でした。日本では6月6日から公開。