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男のルール vs 女をハッピーにする方法

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こないだ『キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学』という本を読んで、ずいぶん前にFacebookで回ってきたジョークをふと思い出しました。タイトルは「男のルール」(Men's rules)*1
読んだ当時、「何をしてほしいのか言ってほしい」という部分に大いにうなずいた覚えがあります。おもしろい。まあ、でも、あくまでもジョークなので。
翻訳は、原文の調子だともっと押しの強い表現にするべきなのでしょうが、なんとなくこういう書き方になりました。

翻訳記事

『男のルール』
これまで、ルールは常に女性側から提示されてきた。これは、我々、男の側から提示するルールである。
各ルールには、意図的に番号1を振った。

1. あなたはすでに大人の女性なのだから、便座について学んでいただきたい。男は便座を上げて使う。女性は便座を下げて使う。便座が上がっていれば、下ろして使えばよい。便座が下がったままであっても、我々は文句を言わないではないか。

1. 月の満ち欠けや潮の満ち引きと同様、日曜日はスポーツの日である。変えられるものではない。

1. 買い物はスポーツではないし、男は買い物をスポーツだと思うようにはならない。

1. 女性の涙は脅迫である。

1. 我々に何をしてほしいのか、普通に言っていただきたい。
これは特にはっきりお伝えする。
・さりげなくほのめかされても、我々には通じない
・強くほのめかされても、我々には通じない
・どんなに明示的であれ、ほのめかされるだけでは、結局、我々には通じない

1. 大抵の質問は、イエスかノーで回答できるはずである。

1. トラブルを持ってくるのは、我々にそのトラブルを解決してほしいと思うときに限っていただきたい。解決法を探すのが男の思考回路である。同情してほしいとき、頼るべきは女友達である。

1. (ベッドに誘っても「頭痛がするから」といつも断わるが)17か月も続くような頭痛は異常である。病院に行くことをおすすめする。

1. 我々が6か月前に言ったことを議論に持ち込むのは反則である。実際、男の言うことは7日も経てば無効になる。

1. ヴィクトリアズ・シークレットの女の子みたいな格好をするつもりがないのであれば、メロドラマに出てくる男のように振る舞うことなど、我々に期待しないでいただきたい。

1. 自分で自分が太っていると思うのなら、おそらくあなたは太っているのだ。わざわざ我々に聞かないでいただきたい。

1. 我々の言葉が二つの意味に解釈できるとする。そのうち、仮に片方の解釈のせいであなたが悲しんだり怒りを抱いたりするとしたら、我々が意図するのは、常にそれとは別のほうである。

1. 我々に何かをしてほしいと求めるのはよい。だが、同時にそのやり方にまで口を出さないでいただきたい。すでに最善のやり方を知っているのであれば、自分でやっていただきたい。

1. 言いたいことがあれば、できるだけコマーシャルの間に言っていただきたい。

1. コロンブスに案内が不要であったのと同様、我々に道案内は不要である。

1. 男は(Windowsのデフォルト設定のように)16色しか色を認識しない。ピーチはフル―ツである。色ではない。パンプキンは野菜である。色ではない。モーブに至っては、それが何なのかさっぱり分からない。

1. 我々は、かゆいところがあれば掻く。

1. 我々が「どうかしたのか」と声をかけたのに、「なにもない」と答えがあったとき、我々はなにも問題がないものとして振る舞う。ウソをついていることは分かっているが、それが元で口論に至るのはゴメンである。

1. 答えてほしくもないのに我々に質問してきた場合、我々が返すのは、あなたが聞きたくなかった答えである。

1. 外出するとき、あなたが選ぶ服は、どれも似合っている。本当にそう思う。

1. 次のような内容について話すつもりがなければ、我々が何を考えているのかなどと質問しないことだ。
・野球
・アメフトのフォーメーション
・車

1. あなたは十分に服を持っている。新たに買う必要はない。

1. あなたの持っている靴は既に多すぎである。

1. 私の体型は整っている。丸く整っている。

ここまで読んでくれて感謝する。今夜、私がソファーで寝ることになるのは分かっている。だが、実はそれも気にならないのだ。キャンプのようだから。

原文:Men's rules for women


『キレる女 懲りない男』

この本を読んで、ああ、うちのゴタゴタも特別じゃないんだな、と少し救われた気になりました。
男女がお互いの考え方を理解した上で、意地を張らずに、「やれやれ」などと言いながらうまくやっていければいい。だって、自分とはなるべく違う相手に発情する*2のが脳の仕様だ、などと言われたら、そういうふうにうまくやっていくしかないじゃないですか。

「歯磨きのチューブは、どちらかが真ん中から無造作に絞りだし、どちらかは底から几帳面に絞りだす」

相性のいい夫婦というのは、こういうふうにお互いに違うものなのだという、その例え。これがまさにうちのことだったので、思わず笑ってしまいました。
読めば、少し優しい気持ちになれます。みんなが読めば、世の中もう少し平和になるかも。

妻をハッピーにする方法

「男のルール」などというジョークを翻訳していたら、今度はFacebookで「妻をハッピーにする方法」というのが回ってきました。原文は"HOW TO MAKE A WOMAN HAPPY"なので、「妻」と限定できるものではないのですが、なんとなく話の流れで男女の夫婦の話として解釈してみました。

翻訳記事

夫をハッピーにするには...

1. 食事を与え、
2. ベッドを共にし、
3. ひとりの時間を与え、
4. メールをチェックせず、
5. おかしな動きをしてもいちいち気にしないこと。

簡単にできそうでしょう?

では、妻をハッピーにする方法。これも本当に難しくないことばかり。
夫はただこれだけのことをすればいいんです。

1. 友人、
2. 仲間、
3. 恋人、
4. 兄弟、
5. 父親、
6. そして良き主人として振る舞い、
7. 料理がうまく、
8. 電気修理ができ、
9. 配管をし、
10. 機械整備ができ、
11. 大工仕事をし、
12. 装飾がうまく
13. スタイリストであり、
14. ベッドではテクニシャンで、
15. 婦人科医のように女性の体を理解し、
16. 女性の心も理解し、
17. 害虫駆除ができ、
18. 精神科医のようにカウンセリングができ、
19. 癒しを与え、
20. 聞き上手で、
21. 整理整頓がうまく、
22. 良き父であり
23. 常に清潔で、
24. 共感を示し、
25. 運動選手のようにたくましく、
26. そして温かく、
27. 妻の気持ちを察し、
28. 思いやりを持ち、
29. 知的で、
30. ユーモアのセンスがあり、
31. 創造性豊かで、
32. 優しく、
33. 力強く、
34. 理解力を持ち、
35. 寛大で、
36. 良識的で、
37. 大きな望みを持ち、
38. 有能で、
39. 勇敢で、
40. 確固たる決意を持ち、
41. 嘘をつかず、
42. 情熱的であること。

そして、これも忘れずに。
44. 褒め上手で、
45. 買い物に付き合い、
46. 正直で、
47. 大金持ちで、
48. 妻をイライラさせず、
49. 他の女性に目を奪われないこと。

同時に、こちらも。
50. いつも妻に注意を向けながらも、
51. 妻が一人になれる時間をたっぷり確保し、
52. 妻がどこに行こうと、干渉しないこと。

そして何よりも重要なのは
53. 誕生日・記念日・バレンタイン・妻との約束を絶対に忘れないこと

原文:
How to make a man/woman happy

思ったこと

無理。


キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学 (ちくま新書)

キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学 (ちくま新書)

この記事で使った画像:
Neon Rules (CC BY-NC-SA 2.0)



*1:このジョーク、検索したらいろんな所にいろんなバージョンが落ちています

*2:だから多様性が生まれる。多様性があれば、より生き残りやすい遺伝子が残せる